2010年1月29日金曜日

数学的思考力

出張を利用して「数学的思考力が飛躍的に身につく・・・」という本を読みました。

工学系の担当授業が多いため、数学嫌いの学生(本当に多い!)には嫌がられることが多いのですが、せっかくの授業、少しでも興味を持ってくれたら、できるようになってくれたらと試行錯誤しています。ある授業で「数学の力はどうしたら付くのですか?」と学生に質問されてうまく答えられないことがありました。そんな時期に購入したものです。

読み進めると・・・

数学の話しはほとんどなく、「話しが分かる=相手と同じ絵(イメージ)を描く」こと、「本質を見抜けないとものごとがつながらない、全体像が描けない」などなど、研究室の学生に日々うるさく言っている内容が書かれていました。数学的を論理的と言いかえれば、単純に思考力を身につける話し、研究にも必要なことなので当然といえば当然ですが。

話しは飛びますが、

最近、「全体像をとらえられない」、「会話中に思考停止(と思われる)状態になる、表面的な理解で済ます」、そんな学生が増えているように感じています。研究室も同様ですが、卒業研究といえども研究、全体像をとらえて!、もっと深く考えて!と学生に接しています。学生受けも効率も悪いので何とかしなければと。

話しを戻すと、

数学嫌い → 思考嫌い → 研究嫌い! が成り立ちそうです。ですが、それでは研究が成り立ちません(あくまでもichi labの研究)。少なくとも、思考嫌いだけは何とかしないと、今後の日本社会が困ったことになるのではないかと。

書きながら、研究室だけでなく日本の教育全体の問題だということに気付いてしまいました。では、大学教員ができることは?

ものごとの本質を見抜いて色づけ(分類)する能力、そのためにも必要なコミュニケーション能力については、研究室レベルであればもう少し何とかなりそうな気がします。その第一歩として本書を研究室の学生に紹介したいと思います。

文章が良くないと思いつつ・・・、疲れているようです。
ichi

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